取り掛かりのハードルを下げる方法――自分が取り組みたい2つ
自分は内向的な性格であるために、新しいことに手をつけるのが遅い。 やろうかやらまいか考えて、結局やってみたところ、案外簡単であったり、また思っていたほど時間がとられていなかったりする。
なので、取り掛かりを早くするための自分なりのアイディアについて考えてみた。
2つの方法
とりかかりを早くするアイディアは以下の2つである。 - プロセスの細分化 - 最初の時間の計測
それぞれについて説明する
プロセスの細分化
自分が考えたとりかかりを妨げるものとしては、「一歩目を大きくしすぎること」がある。 逆に言うなら、自分がやろうと思っても手がつけられないのは、プロセスを大きく見積もり過ぎている可能性がある。
例えば、ランニングをしようと考えても、家でゴロゴロしてベッドから抜け出せない。こうした場合には、ランニングの開始状態としてウェアに身を包みストレッチをする場面を想像しているかもしれない。 それだとランニングの開始状態として、現在から遠すぎるし、大きすぎる。 それよりは、より小さい手前の段階を最初に想像する。 例えば、「ベッドから抜け出す」。 ただ、これだとランニング以外の行動も可能になってしまう(例えばテレビをつける、ジュースを飲む、など) なので、この場合だと、「ウェアをだす」ぐらいが最初のプロセスとしてちょうどよいと思う。 なぜなら、「手がつけやすく」かつ「ランニングに紐づく」行為であるからだ。 あとは自然とランニングに向かうと思う。(ウェアを着た状態でテレビが見たく本を読みたくなれば、その日はランニングはやめておいてよいだろう)
このようにとりかかるハードルを下げるためには、 「手がつけやすく」かつ「その活動に紐づく行為」 を意識するとよいと思う。
最初の時間の計測
さきほどは、最初のとりかかりを簡単にする方法を述べた。 ただ、とりかかりのハードルを上げるのは、第一歩目だけでない。
たとえば、「ゴールまでこれだけのプロセスがあるじゃん。無理だわ」と全体の工数予想が、とりかかりをだまたげることもある。
たしかにゴールまでの道のりが果てしないと、人はやる気をそがれてしまう。 具体的な道のりが不透明だからである。
ただ、ここで確認したいのは、その工数予想は正しいか? ということだ。 先に結論を言うと、取り組んだことのある事柄に対しては正しく予想できると思う。だが一方で、とりくんだことのない新しいこと(今回取り上げている取り掛かりにハードルの高いこと)の工数を予想することは難しい。 だから、全体の工数も予想できず、結果的にとりかかりを遅らす原因にもなる。
工数予想に対して取り上げたい方法は、時間を計測する である。 単純に、ゴールまでの段階を細分化して最初にかかった時間を計測すると、ゴールまでの見通しが立つ。そうすると、自然ととりくめる、という解決策である。
例えば、500ページほどの厚い本があったとする。これは読み終わるまでの時間を考えると、今は無理だと判断し、結局読まずじまいになる。 だが、とりあえず最初の10pを読んで見る。そのときに大事なのが漫然と読むのではなく、時間を測って読むことだ。
例えば最初の10pが15分で読めたとする。すると、読了までにかかる時間は、15分 * (500p / 10p) = 750分 すなわち、12時間30分で全体を読み終わると予想できる。 仮に通勤時間が片道30分とすると、1時間/日の読書時間が割り当てられるから、2週間と3日で読み終わる公算となる。
このように具体的に数値ででてくると、より実態に即した工数予想が可能となり、ゴールまでのプロセスも描きやすくなる。
最初は時間計測は面倒と思うかも知れないが、習慣づけしてしまえば問題ないと感じる。また、昔から便利なツールも出ている。下のtogglはブラウザ版とアプリ版(iPhone、Android)ある。
今回は自分が課題と感じる一歩目のハードルを下げる方法を書き出してみた。 まだ十分に実践できたわけではないので、途中経過や成果は追って記事にしたい。
もし記事内容に関して他のアイディアや助言等ありましたら、コメントよろしくお願いします。